「豊能九条の会」準備会のための「豊能・憲法学習会」(03/19/05)
今週の日曜日13日は、ちょうど60年前、1944年3月13日、第一次大阪大空襲の日であった。13日深夜から14日未明、B29、274機の来襲、投下された焼夷弾358,000個、1,700トン、死者4,000人、負傷者8,500人であったと言われている。1945年8月14日まで50数回におよぶ空襲で、被災者総数1,225,000人、死者15,000人と言われている。焼夷弾による攻撃は、都市や市民を破壊、殺傷することが目的である。このような事態を、国内外において二度と起こしてはならない。
戦争における犠牲者は想像を絶するものがある。第一次大戦においては853万人、第二次大戦では3,544万人の死者が報告されている。そこで、第二次大戦後設立された国連では、その憲章において戦争を否定した。日本においてもこれを受けて、軍隊を完全に放棄することによって、世界平和に貢献するという世界に例を見ない憲法を制定し、そして平和の使者である後継者養成のために教育基本法を制定した。これは、21世紀における世界平和の構築において範となるものである。
日本は、従来から憲法を蹂躙しながら世界最強の軍隊を築きあげ、世界に展開できる力をつけてきた。しかし、憲法の枠を超えて堂々と行動することはできなかった。このことが、今日の日本の平和と安寧に、そして経済的発展に大いに貢献してきた。ところが、憲法の枠を超えることができなければ、日米軍事同盟に基づく世界侵略に、さらには、日本独自の世界経済侵略に支障を来すという議論が、経済界からでてきた。そこで政府は、戦争することのできる法体系の整備を目論み、「憲法改悪」と、将来の戦争要員確保に向けて「教育基本法改悪」という議論を、セットにして仕掛けてきた。
21世紀は、戦争の続いた時代を超えて、平和の世紀にしなければならない。「だれの命も地球より重い」ことを実践的にすすめながら、世界の全ての人々が平和に、そして平等に生存する権利をお互いに保障することが必要である。そこには、思想・信条・立場を超えた話し合いと相互理解、協力と共同のみが求められる。つまり、非暴力の対極にある軍隊の存在は全く必要ではない。
軍隊があれば必ず戦争をしなければならない。戦争をすれば必ず多くの市民が犠牲となる。戦争は最大の環境破壊である。二度と市民を戦渦に巻き込んではならない。軍隊の存在を否定した日本の憲法が、今世界に輝きを放つときである。
われわれは、来る6月18日に「豊能九条の会」を立ち上げ、憲法九条を守り抜くことによって世界平和を構築するという壮大なうねりの一翼を担いたい。そして、孫子の代の日本と世界の平和のために、われわれが今こそ緊急にしなければならないことをお互いに考えたい。今日はそのための討論を深めてほしい。
「豊能九条の会」準備会 呼びかけ人 代表 湯淺精二